もし内部軸受形状が判らなければ、それはソフトウエアで近似させることができます。4つの方法が可能です。
この場合、軸受の外側の形状は、内径d、外径D、幅B で定義されます。さらに、接触角とすきまを設定する必要があります。
転動体の数とサイズは、ソフトウェアによって近似されます。そして、この内部形状を使用して負荷容量を計算します。実際の軸受形状を使用していないため、正確な結果を得ることはできません。しかし、モーメント荷重やその他のパラメータの影響は見ることができます。
|
この場合、内部形状は前述と同様に近似されますが、負荷容量はユーザーによって提供されます。 負荷容量は通常、軸受のカタログに記載されています。
|
これを選択すると、内部形状の全ての寸法を入力しなければなりません。負荷容量は、規格に従って計算されます。
|
軸受メーカーは、規格に沿った計算よりも大きな負荷容量を使用することが多いため、内部形状と負荷容量の両方を入力することが可能です。この場合、寿命の計算にはこの負荷容量が使用されます。
|
ユーザーが軸受形状を入力する代わりに、データベースから選択することができます。
オプションとして内径と外径を定義することができます。これにより、リストに表示される軸受の数が制限されます。列のタイトルをクリックすると、その列に従ってデータを選択することができます。
行をダブルクリックすると、ベアリングのデータが読み込まれ、データベースから読み込まれた値が更新されます。
データベースで提供される軸受の内部形状は、外径寸法から近似されたデータです。軸受メーカーのデータベースを追加でご利用いただけます。シェフラー社、SKF社から内部形状を近似したカタログデータが提供されており、インストール時に含まれています。内部形状を含む暗号化された軸受データベースは、HQW/Barden、CSC、GMN 、IBC 、その他のメーカーから入手可能です。HQW/BardenとCSCのデータベースはインストールに含まれていますが、その他のデータベースについては、軸受メーカーにお問い合わせください。
軸受内部形状が近似された軸受とメーカー設定 "Generic" の軸受はデフォルトフォントで表示され、カスタム軸受と内部形状情報の付いたデータベースは太字で表示されます。
|