圧力粘度係数 α は、潤滑油の膜厚を計算するために使用します。膜厚を計算しない場合は、0を入力してください。
(ISO/TR 1281-2, 2008) によると、圧力粘度係数 α は、動粘度ν0(cm2/s) によって次のように計算されます。
基準粘度ν1を計算するには、 を用いて、νをmm2/s、αをmm2/Nとして計算します(Baalmann, 1994)。
本ソフトウェアでは、異なるオイルタイプを考慮しているため、(AGMA 925, 2003)に従った提案が使用されています。圧力粘度係数は,次のように計算されます。 ここで,ηM は運転温度における動的粘度です。係数 k と s は,異なる潤滑油のタイプについて,以下の表に示すように与えられます。
オイルタイプ |
k |
s |
鉱物油 |
0.010471 |
0.1348 |
PAO系合成非VI改良型オイル |
0.010326 |
0.0507 |
PAG系合成油 |
0.0047 |
0.1572 |
この式は、リストから潤滑油が選択された場合に使用されます。'個別入力' を選択した場合、(ISO/TR 1281-2, 2008) 11.8 または (AGMA 925, 2003) に従った公式か、入力フィールドの横にある-ボタンを使用して直接入力を選択することが可能です。