熱定格回転数 (ISO 15312, 2018 ) と熱許容速度 (DIN 732, 2010 ) は、ソフトウェアで計算されます。計算はメニュー '計算'->'熱許容速度'の下で個別に実行することができます。
ほとんどのパラメータは、ユーザーが上書きすることができます。なお、計算はあくまで規格に従ったものです。等価荷重はアキシアル荷重とラジアル荷重で計算され、モーメント荷重は考慮されません。また、すきまも考慮していません。
熱許容回転数については、DIN 732 に加えて、ISO/TR 14179-2 によって摩擦モーメントを導き出すことができます。ISO 規格では,グリース潤滑とオイル潤滑について異なる係数を提供しています。デフォルトでは、メインウィンドウで定義された潤滑油の温度が使用されます。オプション "潤滑油の固定温度を仮定 "をクリアすると、油の粘度に軸受温度が使用されます。軸受温度は、軸受周囲の温度と軸受の温度上昇分です。
軸受形状が規格で考慮されていない場合、f0r、f1r、f1 の入力値をユーザーが入力し、計算を実行することができます。
軸受コンフィギュレーションの場合、f0、f1及びArの値は、単一の軸受に適用されます。オイル体積の流れは、ベアリングセットに適用されます。現在、ラジアル軸受を使用した軸受セットのみサポートされています。
熱定格回転数、熱許容回転数、摩擦モーメントの結果もメインレポートで表示しています。