この設定を有効にすると、固有振動数の計算でジャイロ行列が考慮されます。このジャイロ行列には、x 軸まわりの質量の慣性およびシャフトの回転数が必要です。
-ボタンを使用すると、キャンベルダイアグラムにいくつかの追加のインプットを行うことができます。
•ダイアグラムは、現在の速度の入力値に対する始点と終点の係数による速度から生成され ます。
•周波数範囲の係数は、キャンベル図の縦座標の長さを定義します。係数が大きいほど、特定の速度範囲に対してより多くの周波数が計算されます。
•回転数の数(速度)は、計算ポイントの数です。計算を速くするには、これを小さくします。速度に対する周波数応答は、値を大きくすると曲線が滑らかになります。
•ハーモニクスの数(速度)は、シャフト速度の倍数に対して追加の線を表示します。
•キャンベルダイアグラムは、デフォルトで並列に計算されます。計算スレッドの最大値は、使用するスレッドの数を制限するために使用することができます。これは、大規模なシステムの複数の並列計算に対してシステムメモリが十分でない場合に、アプリケーションとして適用することができます。
•危険振動数の精度は、シャフト速度と固有周波数の交点としての危険速度の計算のための公差です。
•'モード変化の精度を上げる' を選択すると、例えばアキシアルモードがラジアルモードに変化したときに追加のポイントが計算されます。
•'危険振動数を計算する' が選択された場合、危険振動数はキャンベルダイアグラムが表示されているときに計算されます。そうでない場合は、危険速度のレポートに対してのみ計算されます。このオプションを設定すると、危険速度での追加の計算点が考慮されるため、速度に対するダイアグラムの周波数応答がより正確になります。
•'歯車の周波数を考慮する' が選択された場合、歯車の歯の周波数のための 追加の線が表示され、対応する危険振動数が計算されます。
•周波数応答の簡素化手法を有効にすると、周波数応答はモード形状の重ね合わせとして計算されます。解の精度は、この場合に計算されるモード形状の数に依存します。大規模なシステムでは、このオプションを有効にすると計算が速くなることがあります。オプションが有効でない場合、結果はより正確です。
•グローバルなレイリー減衰の係数は、グローバルな質量マトリックスMとグローバルな剛性マトリックスKを使用して、D=α*M+β*K としてグローバルな減衰マトリックスを設定するために使用されます。サイジングボタンを使用すると、ユーザーが設定した減衰比が2つの振動数に対して生じるように値を計算することができます。