"転がり軸受" 要素は、転がり軸受の計算への接続を定義します。
現在のシャフトは、転がり軸受の内輪または外輪に接続することができます。軸受のもう一方のリングは、ハウジングまたは別のシャフトに接続することができます。位置決めは、軸受幅の中央で、青い矢印を使って、シャフトの肩間で軸受を移動させることができます。
'形状、材料、温度、潤滑が接続される' というボタンをクリックすると、ポップアップウィンドウが表示され、軸受の計算に転送されるデータのフラグを設定することができます。シャフトの直径、材料データ、潤滑油と温度データは、軸受計算に転送することができます。変位、荷重、回転数は常に接続されています。
デフォルトの計算モデルでは、転がり軸受は内輪と外輪のシャフトのノード間にある非線形バネとなります。シャフトをラジアル方向及び左と右のアキシアル方向にサポートすることができます。この設定は、軸受外輪をシャフト/ハウジングに接続することを変更できます。軸受がある動きを拘束できない場合、その方向への反力は発生しません。
軸受オフセットは、セカンダリシャフト(またはハウジング)のノードをこの方向に移動させるので、現在のシャフトにオフセットの方向に力を発生させることになります。オフセットは、アキシアル方向で軸受のプリテンションを生成したり、ハウジングのミスアライメントを考慮するために使用することができます。-ボタンを使用すると、与えられた予圧に基づいてアキシアルオフセットを計算することができます。アキシアル軸受の荷重が予圧と等しくなるまで、オフセットを変化させることができます。予圧の値の符号は重要です。この計算は、シャフト計算が完全に定義され、シャフトシステム全体の反復解に基づ いている場合にのみ機能します。
減衰係数が定義されている場合、剛性に依存する減衰マトリックスが生成され、その係数はジャイロ効果の考慮で指定されたグローバルなレイリー減衰を上書きします。
軸受タイプの横にある-ボタンを使用すると、データベースから軸受を選択するための転がり軸受の計算ウィンドウが表示されます。このダイアログは、2Dグラフィックスで軸受を右クリックしたときにも表示されます。
転がり軸受の要素が追加された場合、システムツリーにその軸受の項目が追加されます。この要素が選択されると、転がり軸受計算のダイアログがアクティブになり、軸受を定義することができます。